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帯状疱疹への鍼灸治療
2016/04/20
4月20日(水)
70代 女性
今年2月右の背中から脇、胸にかけて赤い発疹が出る。
すぐに病院へ行き帯状疱疹と診断される。抗ウイルス剤と点滴による治療を行い発疹、その後出現した水泡はおさまるが、右の脇から胸にかけての痛みが残る。
現在内服薬(リリカ)と週1回のブロック注射での治療を行うが痛みは変わらず、ストレスからか胃の調子も悪化。
日常生活への支障が大きいため、ホームページを見て当院に来院されました。
今回のような高齢者の場合、抵抗力の低下や刺激に対する感受性も考慮し繊細な治療が求められます。
治療は手、足のツボを2、3穴とお灸を併用し、約2週間、五回の治療で痛みはほぼ無くなりました。
帯状疱疹はウイルスにより神経を傷つけ、その後神経痛として患者さんを悩ませます。
中には半年、1年と痛みが長期にわたる場合や水泡が瘢痕化する場合もあります。
ファーストチョイスとしては医療機関での診察と抗ウイルス剤での治療が重要ですが、その後は鍼灸治療を併用する事で早期に回復する事が期待できます